2020年6月1に改正食品衛生法が適用となり、飲食店を含めた全ての食品を取り扱うお店や企業はHACCPの義務化がスタートしました。最初は、大手の食品メーカーが導入をしていたものですが現在は食品を扱う全てのお店や企業が対象になっていることは個人営業の定食屋さんでもやらなければならないことになったわけです。食中毒は食品製造において非常にリスク高いものになるのですが、2019年の食中毒の発生状況の中では飲食店が54.7％と全体の約半数以上を占めていることがわかります。HACCPは危害要因分析であり、原材料から出荷もしくはお客さんに提供するまで、各工程ごとに毛校被害に繋がる恐れを持つ原因がないのか調査する、重点管理点では危害の除去もしくは低減、直接管理可能なポイントを継続的に管理および記録することが求められます。
健康被害に繋がる恐れがある原因は危害要因であり、食中毒菌や有害化学物質、硬質異物などがありますが飲食店での食中毒の割が非常に高いためHACCPを意識した経営はそのリスクを大幅に抑える効果を期待できるメリットを持ちます。なお、2020年6月1日からスタートした義務化は、この時点では完全施行ではないのですが2021年6月1日に完全施行となり2021年10月でもある現時点では完全にスタートしていることになります。ただ、HACCPは認証制度ではあるけれども、必ずしも認証を取得する必要はありません。