昔の温度計と言えば水銀を使ったものです。今でも現存していますが、世界で水銀使用が禁止になり、これを使ったものはこの世から無くなりつつあります。ですから温度計も該当します。水銀温度計は製造が中止になっていますので、近い将来この世から消えていくでしょう。
デジタル式に代わっており、どこのお店に行ってもデジタル式ばかりで水銀式を見かけることはなくなりました。温度計が出来上がってから水銀が使われていましたので、いかに長い歴史であるかがわかります。水銀は温度の上昇ともに膨張しますから、それを原理として使われてきました。地球環境保全の観点からすればこれは害になりやすいです。
デジタル式は持ち運びが便利で、環境にも問題がないです。値段が安いということもあり、定価で販売されています。精度がいいため今やデジタル式になっています。温度計と言えば付随して湿度計があります。
湿度計のセンサーも水銀を利用していましたが、これもデジタルに代わってきました。ハイテクのセンサーを使ったものは測定方法も最高の結果を出してくれます。水銀センサーがこの世から無くなってしまうと、これに希少価値が生まれてきます。そのことは当然であり、希少価値における水銀の有効性というものがわかってくるのかもしれません。
そのことは近い将来のことであり、現在の研究における有意義な結果をもたらしてくれるのは確かです。人類が生み出してきた宝として考えてもらいたいものです。