温度計はその仕組み上、センサーの精度に限界があることから、大量生産の特に低価格商品はばらつきが大きい傾向です。店頭では一見して誤差が小さく見えても、同一商品を10個20個と並べてみると、極端にセンサーの誤差の大きい個体があらわれます。また使っているうちに誤差が大きくなる温度計もあるので、店頭で比較して選ぶにしても、1個のみ購入して使うのはリスクが高いです。室温の確認程度であれば大きな誤差が生じても特に問題はないでしょうが、小さい子供がいたりペットを飼っている家庭では誤差が健康に影響するので注意です。
健康な大人であっても、急激な温度変化は体調に関わりますから、常に状況が分かるように精度が高くて信頼できるセンサーの温度計を使いたいものです。温度計のセンサーにばらつきが生じるのは、コストや品質管理を考えると仕方がないので、複数個を購入して使うのが賢明です。当然ながらコストは掛かりますが、校正できる高額な温度計を購入するよりは、コストを抑えつつセンサーの信頼性を高められます。とはいえ、路面が凍結するような屋外と暖房の効いた室内のように、極端な環境の行き来で急激な温度変化にさらすのはNGです。
落下も狂いを生じさせたり信頼性の低下に繋がりますから、落としたりぶつけないように注意が必要です。結局のところ、市販の安価な商品は精度よりも価格重視なので、長期的な耐久性や信頼性については過信しない方が良いと考えられます。温度計のセンサーのことならこちら