温度計の水銀センサーの原理について

世界中で水銀使用が禁止され、それと並行して水銀温度計の製造も終わりました。そのため昔からある水銀温度計はこの世から姿を消えていくことになります。この温度計の原理についてですが、水銀自体がセンサーになっており、温度が上上昇すると水銀が膨張する原理を使ったものです。その原理が今まで使われてきていました。

1気圧を標準としているため、例えば高地など気圧が低い箇所では温度計の値も違ってきます。極端な言い方をすれば、無重力状態であると意味がまったなくなります。1気圧を基準としたのが、この温度計になっているのです。今ではデジタル式に代わっており、ほとんどの人がこれを使っています。

ハイテクなセンサーであるため精度が高いですが、取り扱いに注意する必要があります。扱い方を留意しておけば長く使うことができますが、数年に1回の補正を必要とします。補正はメーカーさんにお願いすることです。けして自分でやることはやめてください。

値の狂いが出てきますので、測定する器具としては役に立たなくなります。センサーは今後もますます進歩していくでしょう。コストが安くと精度が高いといったのが理想ですからそのような技術は日本がトップクラスです。地球環境を考えると、デジタル式がいいのは当然のことです。

ヒトが使うわけですから、適切に扱うことで測定器としての意味が生まれてきます。技術大国日本で今後どのようなセンサーが生み出されるか楽しいところでもあります。

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